歩けない原因を分析し、段階的なリハビリを
「歩けない」といっても原因は様々です.
・足を上手く振り出せない
・足首が上がらないから時折躓く
・振り出した足で踏ん張れない
・感覚障害があり,接地した感覚がわかりにくい
歩けない原因を1つずつ解消し,元通りの歩行に近づけていきます.

例1.電気刺激療法+促通反復療法

IVES proやIVES+のFEE(手指装着型電極)を使用し,1つの動作毎に50~100回反復していくことで能力の向上を図っていきます.
重度~軽度の運動麻痺に適しています.
筋肉の萎縮が進行すると反応が得られなくなるため,早い段階で行うことを推奨しています.
例2.電気刺激療法+歩行練習

歩行練習に電気刺激療法を組み合わせることで効果を最大化させています.
足首が上がりにくい方でも,設定を細かく設定することで代償のない歩行の獲得を目指します.
中等度~軽度の運動麻痺に適しています.
例3.電気刺激療法+筋力増強運動

筋力増強運動に電気刺激療法を併用することで,より効果的に筋力を鍛えることができると報告されています.
様々な電気刺激のモードで段階的に行っていきます.