原因を分析し、目標設定からリハビリへ
「手を動かせない」といっても原因は様々です.
・中枢性麻痺
・末梢性麻痺
・肩関節周囲炎
・廃用性の筋力低下
他にも様々な原因が考えられます.
評価を行い原因を分析し,施術内容を提案してオーダーメイドリハビリを行っていきます.
多種多様な手法を組み合わせて実践していくことで,早期の回復を促していきます.

例1.電気刺激療法+促通反復療法

IVES proやIVES+のFEE(手指装着型電極)を使用し,1つの動作毎に50~100回反復していくことで能力の向上を図っていきます.
FEEを使用することで小さい筋肉でも1つ1つ個別に鍛えることが可能で,働かなくてもいい筋肉まで一緒に働くエラーを防ぐことができます.
重度~中等度の運動麻痺に適しています.
筋肉の萎縮が進行すると反応が得られなくなるため,早い段階で行うことを推奨しています.
例2.電気刺激療法+ミラーセラピー

通常のミラーセラピーは,鏡の裏に麻痺した手を隠して動く側の手を鏡に映して動かすことで,麻痺した手が動いているかのように脳に錯覚を起こさせる手法です.
この錯覚により脳の血流量が増加し,運動をつかさどる脳の活動が高めることで,麻痺した手の運動機能の回復を期待できます.
当サービスでは,このミラーセラピーに電気刺激療法を組み合わせることで効果を最大化させています.
動く側の手の生体電気信号を読み取って,麻痺側の手を連動して動かすことが可能となっています.
重度~軽度の運動麻痺に適しています.
例3.電気刺激療法+modified CI療法

modified CI療法とは,従来のCI療法の拘束期間や訓練時間を短縮したものとなっています.
CI療法とは,動く側の腕を使わせないように制限し,麻痺側の腕を集中的に訓練することで,機能回復と日常生活での使用を促進する手法です.
麻痺した手を使うことの重要性を患者自身が認識し,行動変容を促していきます.
当サービスでは,筋出力を手助けする電気刺激を併用して効果を最大化させています.
設定を調整した電気刺激を行うことで,負担が少なくすることで長時間行うことが可能となっています.